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INTERVIEW

KNOCK OUT王者へ、銀次の背負う想い

2021年10月29日(金)東京・後楽園ホールで、KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦
龍聖 (TRY HARD GYM) vs 銀次 (Next零)が行われる。

正道会館の石井和義館長が「ポスト天心・武尊の龍聖」と発言したことで、龍聖の注目度は格段に上がった。
戦績は8勝(7KO)無敗で現在20歳と、堂々の将来スター候補だ。
この試合でタイトルを奪取し、大晦日のRIZIN出場を彼は熱望していて、きっと関係者も想像していることだろう。

対する銀次は戦績16勝(7KO)3敗3分の26歳。
地元福岡を拠点に活動し、
・九州プロキック・フェザー級王者
・TENKAICHIフェザー級王者
・大和57.5kg王者
と文句無しの九州フェザー級最強選手だ。
しかし記者会見では龍聖に「まず誰?って感じ」と言われ、全国的知名度では圧倒的な差があるのも確かだった。


「Next零」というチームスタイル


福岡県飯塚市で銀次はNext零というチームを組んでいる。
しかし「Next零」と検索しても、これといった情報は出てこない。Facebookのメッセンジャーで彼に取材を申込むと「大丈夫ですよ!」と快く受けてくれた。

指定された場所は福岡市の人口島”アイランドシティ”の体育館。
初めて行く街だったが高層マンションが立ち並ぶアイランドシティの先進的モデル都市っぷりに圧倒されてしまった。
道も公園もお店も景色もでっかく、体育館もとても綺麗だった。
だが練習場所はそこから少し歩いたマンションの中にあった。ダンスやフィットネスに使えそうな大きな鏡のある部屋。
そこにいたのは3人で、銀次の他はNext零所属のプロ選手哲平、そして練習を指導するRYOTAだった。

RYOTAは元大和ライト級チャンピオン。RYOTA・RENSEIGYMのリングネームでRIZINに、周藤亮太の名前ではK-1に出たこともある。まだ28歳の彼だが現役は一旦区切りをつけ、指導者として格闘技に携わっていた。

「Next零は毎回出稽古です。色々な人に教えてもらうスタイルで、今一番見てもらってるのがRYOTAさんです」

二人が組んだのは銀次がKNOCK OUTに初参戦した小笠原裕典戦の前からだと言う。
そこで一緒に対策を練るようになり、前戦の栗秋祥梧戦では作戦通りのボディ攻めでKO勝ち。今回のタイトルマッチ抜擢へ繋げた。
銀次躍進の陰に、RYOTAという”参謀”の存在も大きく思えた。


その日の練習は20時30分から約1時間半。龍聖対策を軸に、強烈な打撃音が小さな部屋に鳴り響く。
短いながらも集中した濃密な時間。
試合まであと3週間、練習を見に来ていた九州プロキックの渡邉代表も太鼓判を押す内容だった。

仕事を終えて飯塚市から40分ほどかけてやってくる銀次達は、こんな生活を週6ほどこなしている。もちろんまた40分かけて帰り、寝て起きれば仕事をこなす。終わればまた出稽古だ。

「色んな人の想いを背負ってるんで。どこ行っても「勝ってくれ!地方でもメジャーのベルト取れるって証明してほしい」って応援してくれて、その想いを持って練習付き合ってくれる。みんなのおかげで自分が成り立ってる。ここで勝ったらまた想像できないような世界が待っていて、それを考えたら毎日ワクワクしてる」


練習を見るRYOTAは
「九州チャンピオンになって、メジャーに挑戦していくところがあの頃の自分と重なるんですよ。今の銀次と年齢も同じ時に挑戦して、自分はダメだったから。だから今度は一緒に勝ちたいんです」

リングに上がるのは一人。だけど「一人で闘ってるわけじゃない」と銀次は言った。
その陰に支える人達の想いを乗せて、10月29日後楽園ホールでKNOCK OUTの主役を奪いに行く。

KNOCK OUT 2021 vol.5
2021年10月29日(金)開場17:00 / 開始18:00
会場 後楽園ホール 主催 株式会社 Def Fellow

チケット料金
SRS席 ¥20,000
RS席 ¥15,000
S席 ¥10,000
A席 ¥7,000

お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 promotion@knockout.co.jp
https://knockoutkb.com

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